夏に多い水難事故
海は海水浴、川はバーベキューなど、暑い夏にいくと気分が高まりますね。
夏休みに海や川に行く計画を、している家庭もあるでしょう。
なによりも気をつけないといけないのは、水の事故です。
水難は、命にかかわる重大な事故になります。
溺れた子を助けようとした、保護者または他の人まで溺れてしまう危険があります。
夏休みは、特に発生が多く、子どものためにも、保護者の方に知って欲しいということから警視庁が平成20年の水難の概況を発表しました。
データをもとに、水難事故を未然に防ぐ方法を紹介します。
水難事故発生件数を知る
水難事故発生件数1,435件、水難者数1,643人(うち水死者829人)になります。
決して無視できない数値です。
中学生以下の事故発生件数214件、水難者数273人(うち水死者54人)になっています。
一年間で発生する水難事故の半数以上(51.5%)が6月~8月の3ケ月に発生しています。
夏休みの時に、特に水難事故が集中しているため、十分な注意が必要であるとわかる状態です。
場所別でみると、子どもの水難事故の約半数は河川で発生しています。
6月~8月の3ケ月では海での事故発生数が多くなっています。
水難事故を未然に防ぐために
子どもの水難事故の7割は、河川と海で発生しています。
自己を未然に防ぐために、現地に着いたらすぐ、危険な箇所を把握することが大切です。
周囲に「危険区域」の掲示板、標識がないかの確認。
水温が急激に変わる場所や、水流が激しい場所、藻が繁茂して滑りやすい場所など、危険を感じる可能性のあるところでは、絶対に子ども遊ばせないことが重要になっていきます。
子どもが遊泳する際は、水の深さ、水流を確認し、何かアクシデントが発生したとき、すぐに助けられるよう保護者の付き添いを鉄則にてください。
天候不良、体調不良や水辺の状況が悪いときは、水に入ることを諦める判断も必要です。
ゲリラ豪雨によって、水辺の状態が変わります。
河川で遊ぶときは、水辺だけでなく、上流の気象状況にも注意が必要です。
水遊びは、子どもにとって楽しい遊びになり、気分が高揚します。
水の中で抱きつく行動はとても危険なので、危険な行動は事前に教えてあげ、安全な遊び方ができるようになるといいですね。
子どもから目を離さない
子どもは、水深10cmでも溺れる可能性があります。
家の周囲や、帰省先など行きなれた場所であっても、小さな子どもだけで水場へ行くのは危険です。
絶対に、子どもだけで水場へ遊びに行かせないようにしましょう。
海水浴場や親水公園などで、水遊びをしているときは、子どもから目を離さないようにしてください。
事故を発生させない、未然に防ぐことが大事になっていきます。