子どもと快適に飛行機に乗るために
近場に旅行ではなく、ちょっと遠出する時は飛行機を利用することになります。
息子は飛行機が大好きなのですが、飛び立ってしまうと機内をウロウロ歩き回ることはできませんし、景色もだんだん見飽きてしまうものです。
飛行機で子どもがぐずったらどうしようと、親は気が気ではありません。
息子が小さい時から何度か飛行機は利用していますが、着陸するまで親は気持ちが休まることがありませんでした。
何度か子連れで飛行機に乗ることで、子どもは年齢によってぐずる理由が違うとわかってきました。
乳児期は、生理的な理由が主です。
おむつが濡れているとか眠い、お腹が空いている、暑い、寒いなどです。
また、飛行機は高度と気圧が高い密室ですから、家とは違う感覚を赤ちゃんも感じます。
耳がツーンとなるのは大人でも不快なものですから、赤ちゃんも当然不快と感じるでしょう。
おむつは搭乗前に替える、ちょっとしたおやつを持参する、離発着の時にミルクやお茶などを飲ませるなどで対策しましょう。
2歳を過ぎた頃は、生理的な理由に加え、退屈と感じてぐずることがあります。
じっと着席していないといけないので、グズグズ言う子も多いです。
退屈解消のためには遊び慣れたおもちゃと、目新しいおもちゃを用意すると良いです。
手を使う折り紙やシールブックは、飛行機内での退屈しのぎにぴったりです。
携帯ゲーム機は画面の動きが早いため、酔ってしまう可能性があります。
3歳以上になると、親がきちんと言い聞かせたら理解するようになります。
「時計が○時のところになったら着くよ」とか「着いたら○○においしいアイスが売っているみたいだから、買って食べよう」などと話をすると良いでしょう。
声かけすることが大切
飛行機内で子どもがぐずって泣き出したり、大声を出したりすると周囲の目が気になります。
周囲の人は、子どもに対してはあまり何も思わず、親の対応を見ていることが多いです。
乳児を連れて乗った時は、周囲の人に「ご迷惑をおかけするかもしれません」と一声かけておくと良いかもしれませんが、ある程度大きな子だと「迷惑かけるのが前提?」と思われる可能性があります。
着席した時に、「すぐに降りないよ。○時間は乗っているからね」とか「ここでは静かにしないといけないよ」ときちんと言い聞かせることが大事です。
わがままを言ってぐずりだしたら、親が毅然とした態度を示すことも大切です。
以前、新幹線内でしたが子どもが騒いでいても親がずっとスマホを見ていて注意しないことがありました。
周囲の人は、「親は何をやっているのだ」というようなことを言っていましたし、正直私もそう思いました。
子どもと一緒に公共の乗り物に乗る時は、どうコミュニケーションをとれば子どもが楽しんでくれるかを考えると良いでしょう。