一人でお風呂に入るための練習とは
子どもが一人でお風呂に入れるようにするには、準備(練習)が必要です。
一人で入ったら、きっと遊ぶことがメインになり、体や頭を十分に洗えないだろうと考えられます。
現在、うちの子どもは一人でお風呂に入れるようになりましたが、それまで練習をしてきました。
まずは一人で体や頭を洗う練習です。
体はタオルを濡らしてボディソープを泡立て、首と腕、胸とお腹、そして脇の下、背中、お尻と股、足という順序で洗うように教えました。
しばらくは一緒に入るなどして、見本を見せたり「ここが洗えてないよ」と教えてあげたりします。
耳の後ろや背中などはうまく洗えていないことが多いので、洗い方を教えてあげると良いでしょう。
次にシャンプーです。
自分で頭をしっかり濡らせるようにします。
こちらも見本を見せてあげたり、十分に濡れていないところを教えてあげたりして見守ります。
シャンプーは必要な分量を手に取って良く泡立て、泡を頭につけるようにします。
爪を立てて洗わずに、指の腹で地肌を優しく洗うように教えましょう。
体と頭を洗った後は、湯船に浸かることも教えます。
ぬるめのお湯にみぞおちの下あたりまで浸かり、体を温めるようにします。
お風呂に時計があるなら、○分まで浸かろうねと声かけすると良いです。
熱いお湯に長時間浸かると、のぼせてしまうので注意が必要です。
一人でお風呂に入れるようになってから気をつけること
子どもが一人でお風呂に入れるようになったからといっても、しばらくは時々様子を見に行くなどして安全を確認するようにしましょう。
お風呂場は滑りやすく、転倒して頭を打ったり、湯船で溺れてしまう可能性があります。
また、子どもは特に親の目がないと調子に乗って遊んでしまうことがよくあります。
お風呂場で飛んだり跳ねたりするとか、湯船の縁やお風呂の椅子に立ったりして遊ぶ可能性があります。
プールで遊んでいる感覚になり、潜って遊ぶこともあります。
子どもが一人でお風呂に入るにあたり、お風呂場で飛んだり跳ねたりしないこと、湯船の縁や椅子に立たないこと、湯船に潜って遊ばないことなど、危ないことはしないよう、約束しておくと良いでしょう。
また、浴室のドアにカギをかけて入らないこと、というのも約束するようにしましょう。
子どもが一人でお風呂に入れるようになったら成長を感じ、「やっと私(親)も一人でお風呂に入れるわ」という解放感を覚えました。
その反面、「今日○○くんと遊んで、こんなことして楽しかったよー」とか、「○○ちゃんと△△ちゃんがケンカしてねぇ、ボクが止めたんだよー」といった話をお風呂でよく話してくれたので、そんな話がお風呂で聞けないのかと思うとちょっと寂しい気もします。