旅行での苦い思い出
以前、子どもが生まれる前に夫婦で旅行をしたことがあります。
行く前はあれこれ楽しみにしていたのですが、何日目かにとうとう夫婦げんかをしてしまいました。
二人きりで旅行しているのに、けんかをしてしまったらこの後の雰囲気はとても気まずいものになります。
雰囲気が悪くなるのはわかっているのに、なぜか夫のやること全てに腹が立ってイライラして文句ばかり言っていたような気がします。
温厚な夫は最初のうちは黙っていましたが、とうとう堪忍袋の緒が切れたのか同じように怒り出し、夫婦げんか勃発となったわけです。
二人で楽しむために旅行に行ったはずなのに、けんかをしてしまい、苦い思い出となってしまいました。
甘えからわがままに
けんかになったきっかけは、私が文句ばかり言っていたからです。
考えてみれば、友人たちと旅行した時はけんかになったりしません。
いくら気心知れた友人であっても、遠慮したり我慢したりと自分を抑えるので揉めることはないのです。
それが夫婦という関係になると、甘えからか自分勝手なことを言ったり、わがままを言ったりしてしまいがちなのです。
相手を頼るとか、相手に甘えるのは悪いことではありません。
しかしそれが行き過ぎると、過度の期待と依存となってしまい不満へとつながります。
夫婦二人になると文句ばかり言ってしまう人はどうすれば良いかですが、これは自分を律するしかないでしょう。
距離が近い人には遠慮が無くなってしまい、ついつい文句を言いがちです。
文句を言っても嫌な雰囲気になるだけで何も解決しません。
せっかくの旅行が台無しになるなんて嫌なものなので、自分本位だと判断できる文句は極力言わないのが良いのです。
感謝の気持ちを忘れずに
夫婦二人での旅行は、かけがえのないものです。
子どもが生まれたら、夫婦二人で旅行に行くというのはしばらく無理でしょう。
将来、子どもが独立したら夫婦二人での旅行が実現するかもしれません。
夫婦での旅行を楽しむための秘訣は、まず旅行の準備は二人で楽しみながらすることです。
旅行の計画は、どちらか一方がしてもう一方はただついて行くだけというパターンが多いのですが、二人で楽しみながら情報を集めると良いです。
そして、お互い「楽しい」ということを笑顔で示すこと、相手に感謝の気持ちを忘れないことも重要です。
お互いに些細なことでも「ありがとう」と伝えるとか、「楽しいね」「おいしいね」などのポジティブな言葉かけをするとイライラすることも減るでしょう。
また、そう言ってくれた時に自分もポジティブな返事を意識するのも大事です。
旅行だけでなく、普段の生活の中でも夫には「ありがとう」と伝えるようにすると、お互い気持ち良く過ごせることがわかってきました。