意識しておきたい外で遊ぶときの防犯

ちょっとした油断から迷子に

ある日、子どもと少し遠い公園に遊びに行きました。
大きな公園で、子どもが好きそうな遊具もあり、体を動かすにはちょうど良いだろうと思い遊ばせてました。
子どもも親がぴったりくっついていないと危ないという年齢でもないので、親はベンチに腰掛けて遊んでいる子どもを見ていました。
そんな時、電話がかかってきたので電話を取り、ほんの数分話をして電話を切ったところ、子どもの姿が見当たりません。

焦ってその辺りを見回しましたが見当たらず、名前を呼んで公園内を探すと、少し離れた遊具で遊ぶ子どもを見つけました。
この時は本当に焦ったのを覚えています。
子どもは「親と来ているから」とか「電話の邪魔すると怒られるかも」と思ったのでしょう。
こんな些細な油断から迷子になってしまうのか、と感じた出来事でした。

離れる時は「一言ルール」厳守

このことがあってから、お互いに声が聞こえる範囲で遊ぶこと、ちょっと遠くに離れる時は必ず一言伝えに来ることというルールを作りました。
就学前は親も一緒に遊びに行くことが多いですが、学校に行くようになると、子ども同士で約束して一人で約束場所に出かけることが増えてきます。

子どもが一人で出かける時は、どこに集まるのか、どこで遊ぶのか、誰と遊ぶのか、何時に帰るのかなどは親も把握しておくことが大切です。
親と一緒にどこかに行った時も、親と離れる時は必ず一言伝えることを約束しておくと良いでしょう。

一人で行動する時のルールを決めて

登下校の時や、放課後の遊びの行き帰り、そして習い事の行き帰りなど、子どもが大きくなるにつれて一人で行動する場面が増えてきます。
そんな時に子どもに伝えておきたいのが、「安全な間隔」と「顔見知りの人との対応」です。

安全な間隔というのは、もしも何かあった時に子どもがすぐに逃げられる距離を確保するというものです。
大人に話しかけられたりした時、大人と子どもの手を伸ばした距離だけは離れて話すようにしようと子どもに教えておくのです。
この距離は、手を掴んで連れ去ったりすることができず、隙を見て逃げられる距離なのです。

そして顔見知りの人との対応は、近所でよく見るおじさんやお兄さんとどう接するべきかということです。
よく知った人でも一定の距離を取って挨拶をすること、もし「お母さんに頼まれたから一緒に来て」などと声をかけられたとしても、事前に親から聞いていなかったら言うことを聞かなくても良いと伝えておきましょう。
よく知った人だからとついて行って、犯罪に巻き込まれたというショッキングな事件もあります。
なので一人の時は知った人でも近づかないこと、怪しいと思ったら逃げること、声を出すことを子どもに言い聞かせています。


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