なぜか寝る時間に元気モリモリに
子どもに「もう寝る時間だよ」と言ってもなかなか寝てくれないとか、寝室には早めに行くのだけれどそこで遊んでしまってなかなか寝ず、親子で睡眠不足気味で困っていますというママ友たちの声は多いです。
なぜか子どもは夜になるとテンションが上がり、寝ろと言ってもなかなか寝ません。
隙あらば起きてやろうと思っているみたいで、布団に入っても目はらんらんとしており、布団の中で遊んでいる始末です。
睡眠時間が短くなると、学校で眠くなって居眠りしたり、イライラしたりすることも増えるかと思います。
そうなると授業に集中できなくなったり、記憶力が低下したりと脳の発育にも影響があるのではないかと不安になるものです。
子どもを早く寝かしつけるには
10代前半までは、8時間以上の睡眠を取ることが望ましいとされています。
ですから、幼児から小学生で朝6時から7時くらいに起きて欲しい場合、夜8時から9時には寝かすのが理想です。
早く寝かしつけるためには、夕方から寝るまでのスケジュールを前倒しにして動くことが重要なのですが、共稼ぎの場合はこれがとても大変です。
特に働いていると夕飯が遅くなってしまい、お風呂や寝る時間がずれてしまうのです。
仕事から帰って夕飯を作っていると遅くなるのは仕方がないのですが、パパッと準備ができるよう休みの日に作り置きを作って冷凍しておくとか、朝出かける前に下ごしらえをして、帰ったら「焼くだけ」とか「炒めるだけ」で済むようにしておくと楽です。
手作りに拘らなくても時々スーパーのお惣菜を使うとか、冷凍食品を使っても良いのです。
手を抜いた分だけ時間にも気持ちにも余裕ができて、家族が楽しい話をしながら食事ができるのは、子どもにとってとても良い事なのではと思います。
時間に追われて、親がいつもイライラして「早く食べなさい!」などと怒っている食卓は、良い雰囲気とは言えません。
お風呂は、寝る1時間から2時間前に済ませるのが理想的です。
夕飯が遅くなりそうと思ったら夕飯の前にお風呂に入れるとか、夫婦で話し合って夕飯の準備中に子どもをお風呂に入れるなどして調整するようにしましょう。
夜寝てくれないという子は、寝る直前までテレビを観ていたり、ゲームをしていたりといったことが多いです。
これらは寝る2時間前にはオフにして、寝る準備をすると良いです。
今日は比較的早く寝てくれたなという日は、たっぷりと日光を浴びる時間があったとか、外遊びをたくさんしたということが多いです。
日中に太陽の光をたっぷり浴び、体もしっかり動かせたという日は心地よい疲れを感じ、早く寝るでしょう。
「寝る前の儀式」を決めておくことも重要です。
例えば絵本を1冊読み聞かせるとか、音楽をかける、子守唄を歌う、などです。
毎日繰り返すことで、子どもは「これをやると眠たくなってくる」という習慣が身につきます。