購入したのはエルメスのベアンスフレです。
1年前から欲しいと思っていたもので、私のお小遣いで購入しました。
夫にも購入することは伝えましたよ。
私が40万円もする財布を購入した時は、夫はちょっと驚いていましたが、満足している私を見て何もいってきません。
それにはワケがあるからです。
エルメスへ足を踏み入れる
エルメスへの憧れは突然にやってきました。
かつてはルイ・ヴィトンやシャネルなどは持っていましたが、エルメスだけは近寄りがたく、これまで手を出すことが無かったブランドでした。
もちろん興味がなかったわけでもありません。
女性ならバーキンやケリーは一度手に取ってみたいですよね。
しかし、バーキンやケリーは高価すぎることに加えて、エルメスのお得意様で顧客でなければ、めったにお目にかかることすらできない、ほぼ美術作品そのものです。
そんな、エルメスへの憧れを封じ込めたまま生きてきましたが、ふらりと立ち寄った銀座並木通店のロワール。
エルメスの専門店に生まれて初めて足を踏み入れると、そのエレガントな世界観に一瞬で惹き付けられてしましました。
その時から、いつか絶対にエルメスのバーキンを身につけるぞと貯金を始めたのです。
主婦の私が1ヵ月で40万円稼いだぞ!
*画像はイメージです
本当は私みたいに、貯金をして購入する物ではないんでしょうね、バーキンは。
でも現実的に、私のような主婦にとっては、それくらいしかできないですよ。
なかなか貯まらないし、やっぱりバーキンは私には手が届かないものなのか…とあきらめかけた時、夫から内職のアルバイトを頼まれました。
在宅で、テレアポをするというものでした。
夫の商売のは会計のコンサルティングなので、お客さんに説明するのはなかなか難しいなと思いました。
だけど、最初の1日目から「この仕事私にぴったりかも」と思うほど、楽しくなっていました。
初日こそ、アポが取れなかったものの、次の日は「こんな風に伝えてみよう」とか「もっと相手の話を聞こう」と決めて取り掛かると、どんどんアポイントが取れるようになりました。
やんちゃな息子のお世話と両立することはとても大変でしたが、他人と話ができるのも楽しいし、夫には感謝されるし、何より自力で収入を稼ぐことができたという達成感が、私をすがすがしい気持ちにさせました。
夫から、報酬をもらい、自分の財布にしまおうと、20年使っていた財布をみて、「そろそろ買い替えるタイミングじゃないかいかしら」と思い、直感でエルメスのベアンスフレが思い浮かんだのです。
エルメスのベアンスフレを買ったぞ
とはいっても、高級品すぎて私には使えないかもしれないと不安な気持ちにもなりました。
本当に欲しかったのはバーキンだったはずだし……。
一応他のブランドも候補として、グッチやコーチがあり、どちらも見に行ってきました。
しかし、ベアンスフレは別格だけでなく、使い勝手もとてもいい。
ギュッと金具にベルトをさしこむだけなので、開け閉めがしやすいのです。デザインもシンプルで好みですし、財布は毎日使うものなので、やっぱり利便性を考えたうえで決めたかったのです。
私はハイクラスのモデルは100万円を超えるようですが、通常のモデルを購入しました。
ベアンスフレを購入してみての感想
使い勝手がよくてとても満足しています。
小銭を入れるファスナーポケットは大きく開き、500円玉10枚くらい入ります。
ただ、私はジャラジャラと小銭を入れるのが好きじゃないですし、小銭は収納し過ぎると財布の型崩れの原因になるので、なるべく入れないようにしたいですね。
お札もスッと出し入れできます。枚数も100万円入るのだとか。
いつか、この財布いっぱいに入れましょう。
カードは5枚しか収納できないのが、ちょっとネックかもしれません。
私はあちこちのポイントカードを所有していたので、この際カード類は断捨離しました。スマホのアプリで対応しているお店のポイントカードもあったので、結局残ったのが免許証とクレジットカード、キャッシュカードの3枚だけ。
ハンバーガーのような財布が薄くなって一石二鳥です!
ただ、ベアンスフレのベルトは金具に通さないほうがいいという話も聞きました。一回一回通していると傷みが早くなるからだそうです。
また、財布を開閉する際、ステッチが擦れて糸のほつれや革の反り返りから使用感が出やすい箇所とのこと。
でもお店に持って行けば、修理してくれますし、メンテナンスも万全です。
やっぱりエルメスはいい!?
ベアンスフレのデザイン自体はエルメスの中では控えめかなと思いました。
しかし、H型の金具がエルメスであることをさりげなく(?)主張しています。
他のブランドに比べて主張し過ぎないのもエルメスのいいところかもしれませんね。私のようにジミ主婦にも嫌味な感じがなく持てるところが気に入っています。
エルメスは一生もの価値があるだけでなく、もしも手放すことがあったとしても高く売ることができる、一種の資産です。
例)エルメスの高価買取・売却時の相場|ブランド買取のエコリング
もっている時も、そしてサヨナラをするときも私の味方でいてくれる、裏切ることが無い特別なブランドです。
今回、初めてエルメスの製品を持って思ったことは、私でもステージアップできたことです。
エルメスのおかげで、私の新しい才能に気づけたことです。
それから、夫は私に優しくなりました。
マッサージをしてくれたり、料理作ってくれるようになりました。
「君はほんとにエルメスがよく似合う」と歯の浮くようなセリフも言い出しました。
何はともあれ、自分で欲しい物のためにお金を稼ぐことができれば、いつかバーキンも夢じゃなくなり、これで私もエルメスの顧客になれますぞ!