バレンタインっておいしいの?
2月14日。
男の子の母親にとってこの日が妙にソワソワ、ドキドキする日になるなんて、結婚する前は思ってもみませんでした。
花も恥じらう少女の頃は(私にもそんな時期があったんですよ)、バレンタインというと、片想いの男子にいつチョコを渡せるかドキドキしたり、本命チョコをカムフラージュするために義理チョコを無駄につくったり、失敗作をしれっとお父さんにあげたりと、いろいろ頭を悩ませたものですが、どうやら、時代が違うみたいですね。
「バレンタインっておいしいの?」
2月の初めごろ、幼稚園年少の息子から聞かれてビックリしました、
時代がすっかり変わっているのか、それとも、息子がのほほんとしすぎているだけなのか。
気になったのでママ友にちらっと聞いてみると、幼稚園ではすでに女子たちがイケメン君を必死に取り合っているんだとか。
何だ、息子はただ単に競争からはずれただけなのか。
母親としては、ちょっぴり寂しい今日この頃です。
大人も知らないバレンタインの意味
そもそも、大人のほうもバレンタインの本当の意味についてきちんと知っているんでしょうか。
恥ずかしながら、私は知りませんでした。
だから、ちょっと調べてみました。
大昔のローマ帝国では、結婚が固く禁止されていました。
しかし、若者たちを不憫に思ったキリスト教司祭のヴァレンティウスさんはこっそり結婚式を開き、永遠の愛を誓う男女を結びつけていました。
けれど、皇帝はこれに怒り、2月14日の夜、司祭を容赦なく処刑してしまったのです。
つまり、バレンタインデーは、理不尽な死を遂げたヴァレンティウス司祭を追悼する日だったんですね。
ちなみに、チョコを好きな人に贈る、というのも日本だけの風習なんだそうです。
息子にはとりあえず、「バレンタインってチョコがもらえていい日だね」と話すことにしています。
バレンタインの注意点
小学校に上がると、バレンタインの悩みはますます増えてきます。
今でも小学校ではお菓子の持参が禁止されているところも多いみたいなので、子どもがルール違反で怒られることのないように注意したいところです。
子ども同士のチョコのやり取りでは、アレルギーも心配です。
チョコはアレルギーの原因になることも多く、バレンタインチョコを食べて深刻なアレルギーを起こして病院に運ばれる、という事故も実際に起きています。
母親として注意したいところです。
文化として一緒に楽しむ
日本では独自の発展を遂げたバレンタインデー。
息子が今年はチョコをいくつもらえるかな、とヤキモキするのも、案外楽しいものです。
でも、「バレンタインっておいしいの?」と無邪気にとびはねる息子もかわいいんですけどね。