運動会の出し物を一生懸命練習
最近は秋も暑いため運動会を5月頃に行うところが増えていますが、息子が幼稚園の時は秋に運動会が行われていました。
夏休みが終わったら、毎日運動会の練習です。
運動会ではかけっこやリレーの他にダンス(お遊戯)などの発表がありますが、親としてはこれが楽しみでもあります。
あんな小さかった子どもたちが一生懸命踊っている姿を見ると、指導してくださった先生方に感謝の気持ちでいっぱいになるだけでなく、子どもの成長に感動するものです。
息子たちはダンスをすることになっていて、家に帰ってからも熱心に練習していました。
誰もが知っているヒット曲を使っているため、子どもたちも取り組みやすかったのでしょう。
家での練習を見ていても十分形になっており、本人も「完璧」と自信満々な様子でした。
これは楽しみだねぇ、と家族全員で当日をとても楽しみにしていました。
私は応援、パパは撮影係です。
運動会当日はとても良い天気で、最高の運動会日和でした。
順調にプログラムは進み、いよいよ息子たちのダンスの時間です。
そして本番、息子は
いよいよ本番です。
入場してきた子たちは、保護者席にいる家族に手を振る子やキョロキョロ周りを見ている子、緊張した面持ちで前を見据える子など様々でした。
息子はというと、やや緊張した様子でご機嫌斜めの時の顔をしています。
これはちょっと怪しいなと感じましたが、うちの家族は全員そう思ったようです。
そして音楽が流れ、ダンスが始まったのですが、なんと息子は棒立ち状態です。
隣の女の子が息子の手を引いたり、何か言ったりしているのですが微動だにせず固まっている息子。
踊るのがイヤというのではなく、ガチガチに緊張してしまって体が動かないようです。
かわいいダンスなのに、一人棒立ちなのでかえって目立ちます。
保護者席からはクスクスと笑い声が聞こえてきますし、うちの息子であるというのは同学年のママたちならわかっています。
先生たちも苦笑いでした。
「頼む、息子よ、踊って!」という祈りも虚しく、曲の最初から最後まで棒立ちで終えてしまいました。
恥ずかしいやら、おかしいやら、です。
撮影係のパパは、爆笑しながら棒立ちの息子を最初から最後まで撮り続けていました。
どうやら息子は本番にめっぽう弱いことが判明しました。
運動会が終わって帰り道に聞いてみたところ、「入場した時にものすごく緊張してしまって、ダンスを全部忘れちゃった」とのこと。
頭が真っ白になってしまったのですね。
こればかりは責めても仕方がないので、「緊張したのだったら仕方ないねー」で終わっておきました。
今となってはこれも良い思い出ですし、時が経てば笑い話になるでしょう。