子どもにも教えたい!潮干狩りの基礎知識
親子で一緒に楽しめる潮干狩り。
毎年、3月中旬から6月にかけて全国各地で潮干狩り場がオープンし、たくさんの人でにぎわいます。
潮干狩りとはそもそも、海が干潮をむかえている時間帯に砂浜を掘り、潜っているアサリやしじみなどの貝類を採集すること。
春先から梅雨時期あたりまでは干潮の時間帯がもっとも長くなり、なおかつ、貝の産卵時期と重なることから、毎年この時期が潮干狩りのシーズンとなっているのです。
地域によって主に採集できる貝の種類が異なりますし、砂浜の状態も違ってきますので、シーズンごとにあちこちの砂浜に出かけ、それぞれの特徴について子どもと一緒に考えてみるのも面白いかもしれません。
もちろん、潮干狩りにはマナーがあります。
ルールやマナーを著しく破ると漁業法違反にもなりかねませんので、あらかじめ地域ごとのルールを把握し、他の人たちに迷惑をかけないようにしましょう。
潮干狩りに持っていきたいアイテム
潮干狩りを最大限に楽しむためには、事前の準備が不可欠です。
まず必須となるのがクーラーボックス。
採集した貝類を保存するには、充分に冷やさなくてはなりません。
海水を入れる容器も必要です。
おすすめは500mlのペットボトルで、あらかじめ海水を入れておき、なじませておいてから貝を入れるのがポイントです。
アサリやしじみは海の生き物ですので、絶対に水道水に触れさせることなく、採集したところの海水に入れて保管してあげましょう。
潮干狩りは炎天下になりやすいため、直射日光をさける帽子や日焼け止め、日傘などを忘れずに持参しましょう。
おすすめの潮干狩りスポットは?
家族での潮干狩りにおすすめなのは、「ふなばし三番瀬海浜公園」です。
三番瀬干潟に面したこちらの潮干狩り会場には広々とした公園やバーベキュー広場があり、潮干狩り以外にもたくさんのアクティビティを楽しむことができます。
「ふなばし三番瀬海浜公園」のアクセスです。
住所千葉県船橋市潮見町40
潮干狩り開催期間:2020年4月21日(火)~6月7日(日)
料金:子ども(4才以上)220円、大人(中学生以上)450円
潮干狩りとコロナ対策
毎年、3月から6月にかけては潮干狩りのピークシーズンですが、今年の潮干狩りは、少しばかり事情が違います。
2月下旬頃からつづく新型コロナウイルスの感染拡大により、大規模なイベントに大きな影響が表れました。
もちろん、潮干狩りも例外ではなく、地域によっては会場を完全に閉鎖していたり、入場の際に人数制限を設けていたりします。
ただ、潮干狩りは基本的に「3密」にはならず、コロナウイルス感染のリスクも低いとされています。
感染リスクを過剰に恐れず、正しい対策をしたうえで来年以降も潮干狩りを楽しみましょう。