子どもが乗り物酔いしてしまったら

なぜ乗り物酔いは起こる?

せっかくの旅行なのに乗り物に酔ってしまい、楽しさが半減してしまったという経験はないでしょうか。
特に子どもと一緒に出かけていて、子どもが乗り物酔いしてしまった時ほど辛いものはありません。
子どもが真っ青な顔をして吐いていたら、「何とかしてあげたい」と思うものです。

乗り物酔いは、三半規管や耳石器で耳から入る情報(揺れや急ブレーキ、急カーブ)と、目から入ってくる情報の違いを感知し、脳の自律神経が不快であると判別します。
そうすると生つばが出る、顔色が悪くなる、吐くなどが起ります。

子どもの時に一度酔ってしまうと、親も心配から頻繁に「酔ってない?大丈夫?」と声をかけてしまいます。
実はこの親の行為が、子どもを不安にしてさらに酔ってしまうという事態を招いていたのです。
乗り物酔いは、気持ちに左右されやすいものだとも言われています。

乗り物酔いは成長と共に軽減し、中学生頃をピークにだんだんと減ってくると言われています。
小さい時に頻繁に酔っていたからずっと乗り物酔いは続くかなと不安に感じることはなく、徐々に治まってくるものだと言ってあげると子どもも安心するでしょう。
息子も小さい頃は乗り物酔いを頻繁にしたのですが、大きくなるにつれ、あまり酔わなくなってきました。
ですが、もし子どもが乗り物酔いをした場合、どのような対処をすれば良いでしょうか。

もし酔ってしまったら

乗り物酔いしないためには、まず体調を整えておくことが一番です。
睡眠不足などで体調が優れない時は、乗り物酔いしやすいと言われています。
旅行の前日は興奮して眠れないことが多いですが、注意しなければいけません。
息子もこのせいで乗り物酔いしました。

体調は万全でも、乗り物の揺れなどで酔ってしまうことはあります。
もし酔ってしまい、気持ちが悪くなってしまったらどう対処すれば良いでしょうか。

乗り物酔い→すぐ薬と思いがちですが、薬に頼りたくない時は小さな氷の塊を舐めると効果ありです。
冷たい刺激が交感神経を興奮させ、吐き気などを起こす副交感神経を抑えるのです。
できるだけゆっくりと舐めるのがコツで、これだと小さな子どもでも安心です。

暑い季節だったら、保冷剤やアイスノンを首筋から背中に当ててあげると楽になります。
車内で「気持ち悪い」と訴えられてもすぐに停車させたり降りたりすることは難しいですから、ぜひこの方法を試してみてください。

最近は子ども向けの乗り物酔い止めの薬も手に入るようになりました。
乗車30分前に飲むように説明がありますが、酔ってから飲んでも大丈夫です。
この薬は眠気が起きるので、乗る前に飲んで寝てもらうのも乗り物酔い防止方法になります。

親があまり不安がらず、酔った時の対策を万全にしておけば大丈夫です。
親子でお出かけを存分に楽しみましょう。


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